「アカずきんちゃぁん・・・グスッ。」
「ううっ・・・マリナァ〜。」
今・・・私達は見ての通りがっちり抱き合って号泣していた。
「馬鹿なんて言って・・・ごめんねぇぇぇぇっ!」
「私達は、これからも親友だからぁぁ!!」
何故・・・・
「「うわぁぁぁ〜・・・んっ!!」」
こんな事になったかと言うと・・・・

30分前ー・・・・

『マリナ泣き過ぎ・・・。』
『グスッ・・・、誰のせいだと思ってるのよ!』
『ごめんってば!でも本当に嬉しかったんだからね?・・・あんなこと言われたの始めてだったし。』
『アカずきんちゃん・・・・。』
『ありがとね。・・・大好きだよ。』
『私も!!・・・ゔっ、ゔぅ!』
『グスッ・・・。』
『アカずきんちゃぁぁんっ!!』
『マリナァァッ!!』

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と、言う訳です。
二人してそんな大層な意味もなく泣きまくってたものだから、目は腫れててお化けみたいな顔してます。
「そろそろ、いいかな・・・?」
そんな中レンは頭をかきながら少し恥ずかしそうに呟くと、私達の間に入って来た。
「あ、いや・・・二人でイチャついてるのは別に構わないんだけど、オレも・・・少しはアカと話したいな・・・・って。」
レンは頬をピンク色に染めてこちらをチラチラ見ながら言った。
・・・可愛いんだけど、あまりにもレンの声が小さ過ぎて私には特に最後らへんがよく聞こえなかった。でもマリナはしっかり聞こえてたみたいで、不気味な笑みを私に見せながらそばを離れて行った・・・。
「アカずきんちゃん!」
「うん?」
途中まで進んだ後、くるりと振り返ってまた不気味に笑った。
「アカずきんちゃんは幸せだねっ!」
「え・・・?」
振り返るなりいきなりどうしたの・・・?
幸せだけど・・・・。
「こんなイケメン少年にヤキモチ焼かれるくらいだもんね?本当に襲われないように気を付けなよぉ〜??」
「はぁっ!?」
「なっ・・・!?」