友情のち恋、ときどき嵐。


「私に内緒で・・・・・」

「いや、内緒にするつもりはなかったんだけど・・・」


海はあせって手をわたわたさせている。

一方和陽は、結構冷静な表情だった。

心の中では、阿波踊り状態だったが。


「友紀」

「なによ、和陽」


和陽は、友紀の顔を両手で包んだ。


「나는 바다를 사랑하고 있습니다. 그러나, 당신과는 쭉 친구이고 싶습니다.」

「・・・なに言ってるの?」

「『海のことは好きだけど、あなたとも友達でありたい』って言ったんだよ」


和陽は、分からない?と友紀を抱きしめた。


「この関係を崩したくないんだ」

「・・・いいわよ」

「「・・・へ?」」


今まで黙っていた海も、口を開いた。


「認めてあげる」

「「・・・いいんだ」」

「ただし」

「「・・・なに?」」

「ちょっかいは出させていただきます」


海と和陽は、再び見つめあった。

そして、お互いため息を洩らした。