変わったばかりのクラス。

その教室内も私にはすごく居づらかった。

私を見る目が、変わった。

まるで好奇なものを見ているかのように。

ヨウは小学校の時と同じように

特別学級である複式学級へと入った。

一人一人に合った学習を

その子のペースで行うそのクラスは、

私にとって小学校の時のそれと変わりないと思っていた。

でも、ここは中学校。

私の通っていた小学校と

もう一つの小学校の人たちが通ってきていた。

中学生は小学生の時とは違い、

思春期という多感な時期を迎えている。

それに段々と知識が増え、

社会とのつながりもしっかりとしてくる。

私とヨウが姉弟だということは、周知の事実だった。

いつの間にか私は、

同学年の中で“別物”として扱われ始めたのだ。