羽ばたけなくて

そのたった1回しか行われなかった

面談の結果を大切に握り締め、

お母さんはヨウと一緒に再度小学校へと向かった。

2人が校門をくぐる姿は教室の窓から見たのだけれど、

この前のように

話し合いの様子を見にいく勇気は私にはなかった。

そして、その日の夜も、

私は両親の話を覗くことはなかった。

これ以上、訊いてしまったらいけない気がしたから。

苦しむ両親の姿をこれ以上、

見てはいけない気がしたから。

静かに見守るのが、

今、私が唯一出来るサポートなのだ。

そう、心の中で思った。