羽ばたけなくて

「メールの内容は他愛無いことだった。

 別に意味のないメール。

 ただ、その文面から大志がまだ

心に迷いがあるって伝わってきたんだ。」

「心に迷いって……?」

アイスミルクを飲んでから私は訊いた。

「きっと大志のことだから、

 自分の告白で美園を追い詰めちまったんだと

 責めてるんだと思う。

 そのことで俺らに気を遣わせないように

 無理して元気にしてるんだと思う。」

雅也の言葉に私はたまらず身を乗り出した。

「じゃあ、私たちは美園たちにどうしたら……」

私の言葉を遮るように雅也はしっかりとした口調で、

でも静かにこう言った。