羽ばたけなくて

「お姉ちゃんのお友だちと遊べて、

 僕、凄く楽しいです!」

バラバラになったトランプを必死に整理しながら、

ヨウがニッコリ微笑んだ。

天使のような笑顔に美園たちは思わず顔を緩ませる。

「よかった。

 私も、ヨウくんと一緒に遊べて楽しいよ。」

美園の言葉に同調するように大志と雅也も頷く。

本当によかった。

思い切って美園たちに打ち明けて。

こうしてみんなに紹介することが出来て。

ヨウも美園たちも、本当にいい笑顔で過ごしているのが、

私にとって何よりも嬉しい。

なんでヨウのことをずっと隠していたんだろう。

そんな今までの私がすごく情けなく感じる。

「よかったね、ヨウ。」

私がヨウにそう声をかけると、

ヨウが満面の笑みを浮かべながら

「うん!」

と大きく頷いた。