羽ばたけなくて

ここでも3人の性格がよく現れるものだ。

なんだか可笑しくなって

私の口から笑みがこぼれる。

「ちょっと待ってて。お茶、淹れるね。」

私は声を弾ませながらそう言って背を向けた時だった。

無邪気な美園の声がポンと飛んできた。

「羽衣、弟くんは?

 いるんだったら呼んできてよ。」

その言葉に私の胸がドクンと大きな音を立て始める。

確かに、

今日はヨウをみんなに紹介する約束になっている。

あらかじめヨウについて話はしてあるけれど、

実際、ヨウと顔を合わせた時のみんなの反応が

正直、怖い。