羽ばたけなくて

2人のメールを見返しながら、

私は自然とふふっと笑い声が漏れる。

2人の性格がよく現れているなとひしひしと感じる。

お祭り男である大志の文面は、

今にも文字が動き出しそうなほど躍動感が感じられるが、

いつも冷静な雅也の文面は、

いつも以上に簡潔できっと今の雅也も

落ち着き払っているのだろう。

携帯電話の向こう側にいる2人の姿を想像し、

私の顔がまた緩む。

無性に面白くなって

思わず噴き出しそうになるのを今度はこらえる。

それに気付いたお母さんがうふっと笑いながら、

「楽しそうね、羽衣。」

と声を掛けると私は満面の笑みを向けながら、

「うん!」

と大きく頷いた。

8月1日―――

みんなで会えるその日を期待に胸を膨らませながら。