羽ばたけなくて

そして今、

こうして4人で1つのテーブルを囲んでいても、

右隣に座る雅也は私を避けるように

左肘をテーブルに軽くつけている。

一体、いつになったら雅也と話せるのだろう。

どうしたら、

雅也との壁をなくすことができるのだろう。

そんなことを考えながら、

私は雅也と同じ牛乳ソフトをぺろりと舐めた。

「つーかさ。今年、めちゃくちゃ暑くない?」

さっぱりとした甘夏ソフトを食べながら美園が言う。

「だなー。1年1年だんだん暑くなってる気がすんだけど。」

大きく頷きながら大志が言う。

私もまた頷き「だねー。」なんて

いつものように同調してみる。

隣から感じる不穏な空気を感じながら。