私をちゃんと“私”として受け入れてくれる、

そんな美園たちが今の私を支えてくれてるんだ。

昨日のことは深く考えないようにしよう。

そう気持ちを切り替えながら

「そうそう」と明るく返した。

ふと美園が、みんなを呼ぶように軽く手招きをし始めた。

その合図に、私や大志、雅也は美園の方へと身を寄せる。

みんなが寄ったのを確認すると、

美園はにっこりと笑いながらこう提案した。

「次の週、連休でしょ。

 その日、みんなでどっか行かない?」