『ピピ...ピピピッ』
(カチッ)
きたよこの日が...
学校に来る日が!!!
のそのそと布団から出て身支度をし、気づいたら私の足は正門の前に立っていた
「別に大丈夫だよね。西園寺もなんか前よりはマシになってきたのかもしれないし。よしっいっちょ頑張るか!」
(コツコツ)
一歩一歩重い足を踏みしめた
どうってことないわよ!
そもそもあの人達にたてついた頃から私の生活は狂ってたんだからっ
マリア「オーホッホッおはよう...」
「何か用?」
朝っぱらからまた会うなんて気分が悪くなりそう
マリア「その言い方は何かしら。毎日毎日、無駄に貴方に絡んでるんじゃなくってよ?私には知りたいことがあって貴方にお尋ねしたの」
知りたいこと?
マリア「貴方、西園寺さんの事お好きみたいね」
「はぁ?!」
いつ誰がそんなこと言ったのよ!!
マリア「近々、貴方の事を調べていましたの。そしたら噂以上の貴方が貧乏人だということがわかった」
マリアは淡々と口を開く。
マリア「それに、西園寺さんと昨日の夜、会っていたということもね」
「ただ会ってただけじゃない」
マリア「あら、夜なのよ?何かあったんじゃないかしら」
何想像してんの....
「おあいにく様!私はあんな口悪男に何かされるほど安くないわ!」
マリア「きゃっお口には気をつけてくださる?!朝っぱらからうるさいですわよ、この貧乏女!!」
なによこいつ....
マリア「まぁ、安心したわ。そのような言い方だと貴方、西園寺さんの事、必ずや好きにならないと言いたいようね」
「あったり前じゃない!なんで訳も分からず私をいじめるように仕向けた男を好きになんかならなきゃいけないのよ!!」
あったまくる!学校来てそうそうの質問がそれ?!
マリア「でしたら、もし貴方達が付き合うなんて馬鹿げた話や貴方が好きになったということがありましたら貴方にはこの学園を強制的に出て行ってもらいますわよ」
「誰がそんな事になるかっつーの!!!」
マリア「ふふっ聞いたぁ〜?」
は?
わわっ!
周りから隠れてた何人かの女子が姿を現した
女子「もちろん!録音もさせてもらいましたわ」
女子「その、お言葉に二言をないことを信じてますもの!」
女子「契約書にも書いてもらわなければね」
『オーーーホッホッホ!!!』
またこの子達....。