「んっ……はぁ――」
唇が離れると思わず声が漏れる。
「ふっ……はるさん、顔真っ赤。かわいい」
彼の一回り大きな掌が、私の頬を撫でていく。
それが気持ち良くて、思わず目を閉じてしまう。
するとクスッと笑う声が聞えて、また唇が塞がれた。
さっきまで頬を撫でていた右手が、いつの間にか後頭部に回され固定される。
息が出来なくて逃れたくても、その手があるから逃れられない。
「は、あ……んんっ」
思わず開けた口から、ぬるりとした舌が割り入ってきた。
彼の舌は口内の奥に沈みこんだ私のソレを探し、絡ませながら吸い出していく。
そしてチュッと音を立てて離れた。

