あぁ、この人も一緒か。
浮き上がっていた心が、ストン、と落ちた。
この人も一緒…。
所詮、周りからの評価でしか私を見れない。
本当のこと知らないくせに、私のことを知ろうともしないくせに、決めつける。
「…そんなの、私の勝手でしょ」
言わない私も私だけど。
銀狼を睨み上げると、私は立ち上がった。
「どこに行く」
「あんたが私の場所に来ちゃったから、出ていくだけ」
意味、分かんないよね。
私も何がしたいのかわかんない。
でも、これ以上は一緒にいたくない。
「……」
銀狼はただ無言だった。
私は屋上の扉を開けて、そのまま階段を下りていった。


