「…」
先に動いたのは銀狼だった。
何を思ったのか、私の隣に座ってきた。
しかも、肩が触れ合うくらい近くに。
身長差がかなりあるから、肩と二の腕だけど…。
私はその行動にハッとして、目をそらした。
み、見とれるとか…。
顔をそらす。
たぶん、今の私の顔は、レンみたく赤くなってるはずだ。
見せたくない。
「……」
「……」
…ヤバい。
めっちゃ視線感じる…!
「……」
「………お前」
ビクッと、肩が震えた。
まさか、あっちから話しかけてくるとは思わなかった。
「……」
「…こっち向け」
「……」
「おい」
仕方なく、向く。
思っていたよりも近くに銀狼の顔があった。
あ、睫毛長い。
肌白いなぁ。
なのに温室育ちな雰囲気が全く無いのは、この瞳のせいだろうか。
真っ直ぐで…すごく
「綺麗」
――――あ。
まただ。
また、やってしまった。
銀狼が驚いて、少し目を見開いた。
でも銀狼はすぐ眉間にシワをよせて、険しい顔になった。
な、何で?
私何かした?
「…他の男にもそんなこと言ってんのか」


