「―――ぉらあ!!」
「ウッッ!」
「「一斗!?」」
―――昇降口の近くを通ったとき、声が聞こえた。
この声、あのバカ三人兄弟…?
なんて考えてるうちに、体が動いた。
「――おら!まだ座んなよ!」
「くぅッ…」
「スミマセンスミマセン!」
「も、もう許して下さいッ」
「クク…ちょっとやり過ぎだよ、レン」
―――レン?
まさか。
「関係ねぇよ、おらあ!」
バシッ
「!!?」
「――そんなに好きなの?」
掴んだレンの拳に爪をたてる。
「――弱いものいじめ」
苦痛で歪んだ相手の顔をギロッと下から睨んだ。
レンは拳を引こうとしたけど、私は解放してあげなかった。


