廊下に出ると、周りの視線が刺さった。 いった…なんてね。 コソコソヒソヒソとなにか話している。 ま、大体わかるけどね。 「……」 …もし、私が『金狼』って知ったら、この反応もちょっとは変わるのかな。 それとも、金狼の評判が悪くなるだけか。 どっちもどっち…。 ぼんやり考えながら階段を下りていたとき、重大なことに気づく。 …何処に移動か知らないじゃん、私。 うっわぁ~…私のバアーカ! 「はぁ、帰っちゃおっかな…」 なんて思いながら一階に下りた。