「――連絡は以上だ」
キーンコーンカーンコーン――…
「起立っ、礼!」
皆が立って挨拶をしているなか、私だけはただボーッと外を眺めていた。
――昨日のことをまた考えていた。
あの人たち、まさか同じ学校じゃないよね?
あのプリン頭のレン?には、次あったらミンチにされそう。
要注意。
『リーダー』って呼ばれてた人も投げちゃったから、きっと怒ってるよね?
要注意。
「――ねね、リン!」
「……」
「ねねねねねねねねねねねねねねn」
「あぁもう、なに!?」
『リン』はわたしの名前だ。
呼ばれてるのはわかってたけど…。
「次、移動教室だよ~先行ってるねぇ」
ニコニコしながら私に言って、教室を出ていった。
…ホント、自由だね。
キョロキョロと周りを見ると、教室にいたのは私たち二人だけだった。
もしかして、ギリギリまで待っててくれた…?
…んなわけないか。
「はぁ…」
席を立ち、荷物を持って教室を出た。


