これは転校初日からだ。
男に告白されたのが、そもそもの原因だ。
その男はどうやら…モテ男だったらしく、そのモテ男のファンや取り巻きの女子が私を敵対視した。
そっからはもう距離をおかれる日々。
私としては、そっちの方が楽で良かった。
「昨日返信来なかったから心配したよ~」
「あはは、ごめんごめん」
真昼と話しながら、自分の席――窓側の一番後ろの席についた。
ベタな席だよね、はぁ…。
「――ねぇ、それよりさ!」
私の前の席に真昼が座る。
これもベタな設定よね…。
「ん?」
「黒髪にしたってことは~」
なに?
「金狼ファン卒業したの?」
「は、はあ!?ファファ、ファンじゃないし!」
なんで自分のファンにならなきゃいけないのよ!
私はナルシじゃないっ!


