「!?」
「おい、あれ…」
「マジかよ」
廊下の端にいた不良達が、私の顔を見て吃驚して言う。
軽蔑。
彼らは、どの私にたいしてその目を向けているのか。
『姫宮 理子』にだと思う。
すぐにどうでもよくなった。
他人の評価でしか人を見れないやつに、興味なんてわかない。
十分聞こえる声量だったけど、何時ものように聞こえないふりをした。
銀狼がいるのにものを言うってことは、それなりに上の地位ってことで良いのかな?
それとも、本校舎の奴等は正規メンバーじゃないとか?
ただ支配してるだけで、族には入れてないとか。
不良の世界はよくわからない。
上下関係が厳しいっていうのは当然なんだろうけど…。
「――着いたぞ」


