可愛いヤツ。





「昨日のことなんだけど」



「うん」



「あれはただのオレの嫉妬だ。ごめん」



「うん…………うん?」






え?嫉妬?
思わず相槌に疑問符をつけてしまった。




まさか嫉妬なんて言葉が出るなんて思わなくて涙も引っ込んだ。






ケントのセットされた髪の間に見える耳は真っ赤で、私の顔もつられて赤くなった。






私、また自惚れちゃうよ?







「クラスのやつらがさ、お前のことかわいいって言っただろ?それに腹が立ったんだ」



「……なんで?」



「なんでって……決まってんだろ」








ゆっくりと、肩からケントが離れる。







ケントの眼差しは熱く、目が離せない。









「お前のことが、好きだからだ」