どうしよう、逃げられない。 私の足の間に、ケントの片足が入れられていて、もっと逃げられなくなってしまった。 どうして。 怖いのに、なんでそれ以上にドキドキするの……。 「なあ」 頭上から降りかかる声。 「朝のヤツ、なに」 そう言われる予感はしていた。 けど、私どう答えればいいのかわからなかった。