それから親が起きてきて、一緒にご飯食べて、制服来てさあ行こうってなった時、私は思い出した。 今日はケントと一緒に行く日だったことを。 どうしようどうしよう。 もうそろケント来ちゃう!今出ればケントに会わなくて済むかな!? そう思った私は慌てて家を出た。けど、遅かったみたい。 「よお。そんなに慌ててどうした?」 家の門のところにちょうどケントはいた。 のんきに笑顔で挨拶をしてきた。