快斗が突然目の前から吹き飛ばされた。




「えっ!?」




快斗は、地面に叩きつけられ苦しそうに悶えている。
代わりに目の前に現れた足。




「・・・え・・・・」





手が伸びてきて、私の腕を掴んだ。
叫ぼうと口を開いた瞬間口に布を当てられ塞がれた。




「ん―――――!!!」





必死に抵抗する私。



「っ!由羅!・・・由羅を放せっ!」



快斗が苦しそうに蹲りながら叫ぶ。
快斗・・・!




息ができない私は、次第に意識が遠のいて・・・・。




ぐったりと、力を失った。