どれくらい時間が経っただろう。 突然、扉が開かれた。 そこには、刀を持った鬼が立っていて。 「こんなところにも見つけたぞ!」 殺意を持った瞳で私たちを見た。 「いやっ」 「くそっ!」 私たちはじりじりと後ずさる。 怖い。 怖い。 鬼が、刀を振り上げた。 恐怖に、身体が動かない。 「由羅!!!」 いったい、何が起きたんだろう。 私の身体は強く突き飛ばされ。 刀は振り下ろされた。 そして、飛び散る赤が辺りを染め上げる。