「俺たちは、戦わなくちゃいけないから」
「でも!」
「大丈夫だよ、俺たち、強いからね」
そう言ってにっこりと笑った。
「由羅!早く!」
私は唇を噛んで快斗に従う。
私がいても足手まといになるだけ。
それだけはわかるから。
私が、足を引っ張るわけには・・・。
私と快斗は小屋の中に隠れた。
外では怒号が飛び交い、刀が合わさる音が響いていた。
初めての状況に体が震える。
怖い・・・。
命を奪い合う音がする。
「大丈夫だ」
快斗が私を抱き締めて、その音から遠ざけてくれる。
私は快斗の胸の中で強く目を閉じた。


