人気のないところまで逃げきり息を整える。
身体がまだ震えてる。
「大丈夫か?」
「・・・う、ん・・・、ごめ・・・、こわ、くて」
声が、震える。
向こうでも怖い目にはあったのに、慣れることはなくて。
怖くて、怖くて・・・。
「遅くなって、すまなかったな」
「ううん・・・。助けてくれてありがとう」
大きな掌が私の頭を撫でる。
私はこの手に守られてるんだ。
「・・・ありがとう。お父さん」
私のお父さんは、究極にかっこいい男だね。
「ああ」
私の事を娘だって言ってくれた事、本当にうれしかったんだよ。
メニュー