鬼姫伝説Ⅲ




「どの時代にも、下衆な野党のような輩はいるもんだなあ」




低い声が響く。
その場の空気が一瞬で張りつめた。




「人の娘にケガをさせておいて、ただですむと思うなよ?」

「な・・・、なんなんだよ、こいつ・・・」

「は、白髪・・・」




鬼羅さんの纏う空気に圧された男たちは顔を青ざめ後ずさる。




「さっきの威勢はどうした?弱い者にしかいきがれんとは情けのない男だな」

「なんだと!ごらぁ!!!」





挑発された男が鬼羅さんに向かって殴り掛かる。
鬼羅さんは男たちの攻撃を全てかわし一発ずつくらわせていく。


打ちのめされた男たちがその場で転がり呻きを上げる。




「この程度か」

「・・・う・・・っくそっ・・・」




私は震える身体を抑え、立ち上がると鬼羅さんの腕を掴んで逃げ出した。