「どの時代にも、下衆な野党のような輩はいるもんだなあ」
低い声が響く。
その場の空気が一瞬で張りつめた。
「人の娘にケガをさせておいて、ただですむと思うなよ?」
「な・・・、なんなんだよ、こいつ・・・」
「は、白髪・・・」
鬼羅さんの纏う空気に圧された男たちは顔を青ざめ後ずさる。
「さっきの威勢はどうした?弱い者にしかいきがれんとは情けのない男だな」
「なんだと!ごらぁ!!!」
挑発された男が鬼羅さんに向かって殴り掛かる。
鬼羅さんは男たちの攻撃を全てかわし一発ずつくらわせていく。
打ちのめされた男たちがその場で転がり呻きを上げる。
「この程度か」
「・・・う・・・っくそっ・・・」
私は震える身体を抑え、立ち上がると鬼羅さんの腕を掴んで逃げ出した。


