「す、すみません・・・」
そっちだって、前見ずに歩いてたくせに。
男の人はグループでしゃべりながら歩いてた。
だから私の事が見えなかったくせに。
「ちょっと来いよ」
強引に腕を掴まれ路地裏に連れ込まれた。
乱暴に突き飛ばされ地面にこける。
「った・・・、なにするんですか!」
「ああ?ぶつかっといてその態度はなんだよ」
「わざとじゃないです!それに、あなたたちだってよそ見してたじゃない!」
「ああ!?んだと!」
ガッ、と肩を足でけられる。
地面に突っ伏し身体を震えさせる。
怖い・・・。
鬼なんかよりずっと、人間の方が怖い。
「ごめんなさい、って土下座しろ!それか、身体で払うか?ん?」
「ビビっちゃって可愛いねー」
ケラケラと下品な笑い声が上がる。
悔しくて、唇を噛んだ。


