「無事買えてよかった!きっとお母さん喜ぶね!」
「お祝いするんなら、俺も行っていいか?」
「うん!もちろん!」
「じゃあ。夕方そっち行くわ!俺、ちょっと用あるからここで」
「え、そうなの?じゃあ、あとでね」
快斗と別れて鬼羅さんと二人。
なんだか、不思議だ。
この現代で鬼羅さんと歩いているなんて。
「あ、鬼羅さん!ちょっとここで待ってて!」
「ん?」
「アイス食べよう!私、買ってくるから」
少し離れた場所にソフトクリームを打っているのを見つけて鬼羅さんにそう告げて走った。
鬼羅さんに、いろんなことを知ってほしい。
この時代を好きになってほしい。
「きゃっ」
ドン!
向かう途中、横から不意に出てきた人とぶつかった。
「ってぇなあ!どこ見てんだよ!」
その男の人がどすを利かせた声ですごむ。


