鬼姫伝説Ⅲ




「無事買えてよかった!きっとお母さん喜ぶね!」

「お祝いするんなら、俺も行っていいか?」

「うん!もちろん!」

「じゃあ。夕方そっち行くわ!俺、ちょっと用あるからここで」

「え、そうなの?じゃあ、あとでね」



快斗と別れて鬼羅さんと二人。
なんだか、不思議だ。
この現代で鬼羅さんと歩いているなんて。




「あ、鬼羅さん!ちょっとここで待ってて!」

「ん?」

「アイス食べよう!私、買ってくるから」




少し離れた場所にソフトクリームを打っているのを見つけて鬼羅さんにそう告げて走った。
鬼羅さんに、いろんなことを知ってほしい。
この時代を好きになってほしい。





「きゃっ」




ドン!
向かう途中、横から不意に出てきた人とぶつかった。




「ってぇなあ!どこ見てんだよ!」




その男の人がどすを利かせた声ですごむ。