鬼姫伝説Ⅲ




鬼羅さんはその後についたショッピングモールにも驚きの顔をしていた。
鬼羅さんと快斗と一緒にプレゼントを探す。


鬼羅さんは、どこにいても人目を引いていた。
それは、鬼羅さんの綺麗な白髪のせいもあるんだろうけど。

耳を澄ませていると、かっこいい、って声が上がっていてなんだか誇らしげになった。




「これがいい」




鬼羅さんがそう言って持ち上げたのは、可愛いバレッタ。
鬼羅さんって、可愛いもの選ぶの得意だよね。

あのくしもそうだったけど、なかなかセンスいい気がする。
あのくしは、鬼羅さんの手から再びお母さんのもとに渡った。



あの花を鬼羅さんが描いたって言ったら、お母さんは知らなかったみたいでとても驚いていたっけ。




「うん。じゃあ、それにしよう!買ってくるね!」

「この時代は本当に、不思議だな」



鬼羅さんがポツリと呟いた。





鬼羅さんは、この時代に来たことどう思ってるんだろう。
あのまま眠っていたかった、なんてないよね?