キセキ ーEverlasting love



あれから、数日




学校には行ってない。


私の身体には、たくさんの管が通ってて、どれほどのものなのか



厳しい現実を、容赦なく突きつけてくる。



先日……笛口先生に聞いたことを思い出す








「慢性リンパ性白血病……?」


隣に座っているお母さんの声が、遠くで聞こえるような気がした


「はい。 難しくてまだ理解はできないかもしれないけど

和泉さんは今、ステージIVという……




1番症状が進行している状態なんです。」



話の内容が完璧にわかったわけじゃないけど、雰囲気でなんとなくはわかる。



1番………進行して…



つまり、…………末期。



「このまま放置していたら死んでしまう。


これからは抗がん剤治療というものをしていかないといけないんです」



ギュッと、私の手を握るお母さんの手が強くなった



「これは本当に辛い治療で……

本人の意思を、聞くことになってるんですが………



ゆっくりと、

顔を上げた先生と目があう。



少しだけの沈黙の後

軽く息を吸って、言葉を発した



「わかりました。……どんなに辛くても、頑張ります。

だから、……お願いします!!」



そういうと



先生は微笑んで、

お母さんは泣いていた。