僕は柏野大智。今年で高1になる。
僕は気弱な性格で中学の時はカツアゲやいじめなど最低な事をされ続けた。なんで、なんで僕なんだよ!お前らになにか嫌なことをしたか??と反論出来るぐらい心が強ければいじめられる事なんてなかったのだろうか。

常に僕をいじめのターゲットにしていたグループの主犯は多川蒼人
そいつは中学校の同級生だった。だから高校はそこそこ家から遠いところにしていじめがない、普通の青春を送ろうと思ってたのに…


現実はそんなに甘くは無かった。
「僕お金なんて持ってないですよ」
「はー??持ってないわけねーじゃん。さっき俺たち見たよ、お前が財布持ってるの。なーみんな」
「見た見たw」
「だっせー財布だったなw」
「くっ」
僕は早速カツアゲにあってます。
不良グループに捕まってしまいました。
多分中学の時にいじめられてたから気が弱いオーラを放っていたんだろう。
もう心臓はバクバクです。
ほんとなんで僕ばっかなんだろ。
仕方なくお金を出そうとした時、
「ドスッ」
誰かが倒れた音がした。