ぼやけて見える景色。 ふらつく足取り。 「なしたのよ?」 「い、いや……。」 “ゴチン!!” 角材に当たる。 ジンジンと痛む頭を押さえる。 声にならない叫び。 「わ、悪い!!」 「アンタ何処見てんのよ!?」 「誰に当たった……」 しんとする空気。 「あ……。」 「ちょっと、何よ?」 「悪かった!!」 足音は遠のいていった。