「……優勝は、高野浩樹選手ーーー!!」 “ワアアアアア……!” 歓声を浴びて、君は輝く笑顔で笑っていた。 トロフィーを掲げてカメラに見せていた。 一度アタシを見た気がしたけど、 それはけして長くなかったね。 ほんの、一秒ほど。 たった、それだけだった。 「本当に、陸上で世界にいけるなんて夢みたいです。協力してくれた皆さん、本当に有難うございました。」 全国大会優勝、おめでとう。 そして、さようなら。 君は、アタシと約束してた。