「あっつ~」 制服をパタパタさせ、汗をぬぐう親友の姿が目に入る。 あたしは、リュックからお茶の入ったペットボトルを取り出し一口飲んだ。 「うわ、ぬるっ!!」 「そりゃ、ね。だってー今日35℃くらいまで気温上がるって。朝のニュースでやっちょったよ?」 「嘘やろー、ありえんやん」