キミだけが

恋愛(ピュア)

aaa3399/著
キミだけが
作品番号
1235000
最終更新
2015/07/17
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0
第一章

キミは今
どこを見てるの?
キミは今
何を見てるの?

青い空、白い雲。
風の音、小鳥のさえずり。
みんなが幸せになったらこの世界に笑顔が溢れるのに…。

[魁斗サイド]
僕は大原魁斗。
私立高瀬高等学校2年2組。
僕には友達も家族も誰一人自分のことを分かってくれる人はいない。

彼は僕の担任教師、稲垣優太。
ある日、突然、
「俺…お前の事、好きなんだ…。」
僕はびっくりした。
生徒からも親からも信頼されている先生が、僕のこと好きだなんて…。

[優太サイド]
俺は稲垣優太。
私立高瀬高等学校2年2組の担任だ。
ある日、俺はクラスの大原魁斗に告白した。
「俺、お前の事、好きなんだ…。」
魁斗は驚いた顔で俺を見ていた。

[魁斗サイド]
ある日、僕が学校に来るとクラスメイトの高橋隼也に呼び出された。
そこで複数のクラスメイトに囲まれた。
(あー、またやられるのか。)
僕がそう思ってると、
「おい魁斗!またサウンドバッグやれよ!」
と言ってきたので、僕は抵抗することなくその場に寝転んだ。
「こいつ、俺の言うこと何でも聞くからさ、思いっきりやってやれよ!」
そう言うと見ていた奴らが僕のお腹や背中、顔など、思いっ切り蹴ってきた。

「ゔぅ〜あぁ〜いてぇ…」

(あー今日も意識なくなるまでやられるのかな…
怖い…怖い…
誰が…誰か…助けて…)

そう思うと涙が出てきた。

もう5分くらい蹴られ続けてる。
目の前が薄暗くなってきた…

(先生…助けて…!)

遠くで声が響いてる。
誰かが先生に言ってくれたのかな…
そんな訳ないか…

「おいお前ら!何やってんだ!!」

優太先生…じゃないか…

気がつくと周りの奴らはいなくなってた。

「おい!魁斗!大丈夫か!おい!」
「ゆ…うた…先…生…?」
「おい、魁斗!しっかりしろ!」

僕は先生の腕に支えられながら笑った。

「先生…今の見たでしょ…
僕…いじめられてるんだ…
笑けてくるでしょ?」

先生は僕を抱きしめながら、
「魁斗…ごめん…ごめん…」
そう言いながら泣いていた。

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