2月、バレンタイン。


お姉ちゃんは、告白するようだ。


前日に一生懸命作ったチョコレートを持ってソワソワしている。


私も、チョコレートをつくったけれどあなたに渡す勇気はなくて。


頬を真っ赤にして、少し涙目で、好きな人からOKを貰ったと、私に伝えてくるお姉ちゃんは、やはり可愛くて。


胸に溢れてくる思いを必死に留めて。


多分、不格好であろう笑顔で

『よかったね』

と伝えた後、自分の教室に戻った私は、友達の元で大泣きした。


友達は、初めは吃驚してオロオロしていたものの、優しく私を慰めてくれた。


貴方のことが大好きでした。


願わくば、あなたがずっと幸せでありますように。


この願いだけは、、、かなって欲しい。