5月、現実は冷たくて。


あなたが入ってると知って、入った美術部。


そこには私の姉もいた。


私の姉はとても綺麗だ。


身内であることを差し引いても。


サラリと流れる髪は、艶やかな濡れ羽色で。


肌は、陶器のように白く、美しく。


スラリとして、力を加えれば折れそうなのに、出る所は出てる体型


整った顔立ち。


羨ましい限りである。


そんな姉はやはりモテる。


告白された数は、数多である。


貴方は、そんな姉に、恋情とも取れるような感情を向けていた。


勝ち目はない、とても悲しかった。