「椿咲ー、そろそろ課題曲終わったー?」
「頭沸いて何も思いつかなーーい!!」
わたし、高橋 椿咲‹タカハシ ツバサ›元気が取り柄の高校2年生。
「今は元気もないけどね」
「…口動かすより手動かしなよ」
「彗は課題終わったの?」
「当たり前」
「…」
わたしの前で女のわたしより可愛い顔をしてわたしを呆れたように見ている男(わたし、って単語が多いとか気にしない)は
幼なじみの譜波 彗‹フワ スイ›
可愛い顔をしてるけど、かなり黒い性格してるんだよね…
まぁ、それはおいといて…
わたしが今頭を悩ませてる理由はー…
「なんでこの学校課題出さなきゃバンド活動できないのーー…!」
「仕方ないじゃん」
「うぅー…」


