階段を勢いよく降りて綺麗に家族分並べてあるパンを手に取り玄関に向かう。


「いってきまーす!」


「いってらっしゃい!今日は帰りが遅いから自分でご飯作って食べるのよ!」


「はーい。」


ガチャ



親は両親とも働いていてたまに夜遅くなることがある。

お父さんは単身赴任しており二年くらいたつかな。


パンを食べながらスマホを手に取る。


「連絡たまっちゃった。」


返信してない連絡を一つ一つ見ながらパンを食べながら学校へ向かう。


平凡な日々。

退屈。

つまらない。


なにか刺激が欲しいっていつも考えてる。



でもこの平凡な日々が幸せだと気づいていればあんな地獄のような日々を過ごさずにすんだかもしれなかったのに———————。