叶う 〜私の歌を君に〜



だけど話しかけられることもなく、お互い通り過ぎた。


何だったんだ?あの視線は。


俺は疑問に感じながらも教室に入った。



________でも。入ったと思えば作業は終わっていて。


帰ろうと思えば葛西さんは泣いて俺を怒鳴りつけて。


俺の手には1冊のノート。


意味、分かんねぇ……



「このノートが何なんだよ……」



葛西さんの泣いた顔が頭から離れない。