叶う 〜私の歌を君に〜




私の目から涙がボロボロと出てきた。


そのノートは……


大事な、大事な……



「葛西さん……?」


「帰る。明日頑張ろうね」



私はぶっきらぼうに告げると教室を出ていった。


あぁ、確か準備始まって初日もこんなことあったんだっけ…?


でもあの時とは全然気持ちが違う。


あの時は結海って呼んでくれて、思い出してもらえるかもって気持ちとごちゃごちゃで苦しかったんだ。