叶う 〜私の歌を君に〜




「いいよ全然。もうお互い帰ろ?」


「おう」


「あの……子は?」



気になっていたことを聞いてみた。



「あぁ。振ってきた」


「そっか」



少し……安心したな。



「そんなことより早く帰ろーぜ!」なんて言いながら要がバッグを開けた。



「え……ちょっと待って……」


「ん?」



その時要のバッグの中から見えたもの。


それは。



「そのノート、いつも持ち歩いてるの…?」