要が私のほうを見た。


ドキッ…!


あ〜もう!こんな時にドキッって!



「葛西さん?」


「結海ちゃん!うちらも気になるから言ってー?」


「葛西、言ってみろ」



クラスの子や先生も私の言葉を待ってる。


私は座りかけていた腰を上げ、もう一度立った。



「あのっ、たこ焼き店でいいんじゃないですか?最後の文化祭だし、自分の自由時間はみんな多いほうがいいと思う!」


「?…何で自由時間が多いんだ?」


「だって、たこ焼き店でしょ?そんなに係りいらなくないですか?」