「葛西、歌手になれるのなんてほんの一握りの人間だけだ。なれたとして、うまくいく保証なんかない。ちゃんと大学に行ってちゃんとした仕事を見つけた方が俺はいいと思うぞ」 「でもっ、歌手になりたいです!」 「いいから頭冷やせ。本当になれると思うか?」 「うまくいかないかもしれないけど…。でも私はっ、この夢を諦めたくない。要が勧めてくれたこの夢を」 「渋木が……」 先生は考え込んでいる。 私、熱くなりすぎたかな……