叶う 〜私の歌を君に〜




「リハビリ頑張っているようだね。リハビリ担当の職員から聞いたよ。もう普通に動かせるまでになったんだって?」


「はい!もう、こんなに!」



俺はとにかく早く嬉しい知らせとやらが聞きたくて、興奮していた。


だから、先生の前で右手をグーパーと何度も動かした。



「良さそうだな。で、その嬉しい知らせなんだが……」



俺はゴクリと唾を飲み込む。


母さんも緊張している様子だった。