叶う 〜私の歌を君に〜




「さてと……」



咲希が見えなくなると、私は独り言のようにつぶやいて、また大橋公園の方を向いて歩き始めた。


な、なんか…怖い。


咲希がいないと歩道も広く感じるし、いっそう夜の静けさが身にしみてくる。


早くプレゼント見つけて帰ろっ…!


私は大橋公園に向かって走った。


走ると、冷たい風が余計に体に吹きつけるし、息も乱れてくる。


でも暗い道より街灯のある公園のほうがいい!


私は手をこすり合わせながら走っていった。