叶う 〜私の歌を君に〜




が、その瞬間。



「寒っ!!」



凍えるような冷たい風が私たちに吹きつけた。


よく考えてみれば当たり前だ。


12月後半。しかもたくさん話して、咲希が来てから1時間半も経っててもう時刻は8時半。


今朝のテレビのお天気キャスターも、「夜はとても冷えますから暖かくして出かけてください」って言ってたっけ。



「咲希〜。なんでプレゼント公園にあるの〜?ってかプレゼントって何なの?」



コートの中で手をこすり合わせながら咲希に聞く。


咲希も相当寒いようで、手に息を吹きかけていた。



「とびっきりのサプライズプレゼントなんだから、ハァ、言うわけ、ないでしょ…」


「じゃ、じゃあ…早く行こう」