叶う 〜私の歌を君に〜




「行くよ!」


「う、うん」



咲希が私の手を引いて階段を駆け下りていった。



「結海ママ!結海借りまーす!」


「はーい。暗いから早く帰ってきてね?」


「了解しましたっ!」



咲希がさっさとお母さんにそう言って玄関へと走っていった。


私も手を引かれながらなんとかついていく。


そして、2人とも自分のブーツを履いて、家を出た。