叶う 〜私の歌を君に〜





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「もう、こんな時間か……」



部屋の時計の針は9時半を指していた。


要には10時に空港に行くと伝えてある。


そして、その後は要に歌を届ける。


この辺は割とたくさんのものがあって、私の家と空港と商店街は結構近い。


だから、今からでも充分間に合うと思う。


私は部屋を出てリビングに行った。


すごく、足が重く感じる。


結局昨日もあまり眠れなかった。


……今日、要がいなくなってしまうと思うと。